koza207’s diary

やがて80歳を向かえる 50歳の私を懐かしく振り返ることを想い始まった  とうに感傷の時はすぎてしまい いつ迄つづくのか続けられるのか?       

枯葉の匂い


 < 今日の 花一番地 >
葡萄棚と青空 これまたスッキリとして
寒風が激しく吹き荒び葡萄の幹をかする
ヒッ・ヒッ・ブルッとかすかな音を立てる
葉が落ちて骨のように枯れた枝先の向こうに青い空
空は時おり冷たそうな白雲が湧いては流れて消える
クラリと目まいにも似て 目を転じれば
落ち葉を敷き詰めた足元はフカフカと暖かく
枯葉を踏む乾いた音が耳に心地よい
冬の花一番地の風景を切り取れば葡萄棚
・・・吹く風の音・枯葉の匂い・・・


レモンの樹を植えました
カリンの後の大きな穴はレモン樹一本では埋まらず
シダを3株根元に添えました
レモンを食べた残りの種 ペッと口から吐き出して10年
種は芽を出し育ちましたが 花壇の片隅で10年間
まだ一度も実は成らないけれど 大丈夫大丈夫
長い年月の間に力を蓄えて 花道に植えられたのです
きっと春には白い花を咲かせ 夏には青いレモン
カリンの後に植えたからには大丈夫・・・夏には青いレモンが咲く筈と
心に希望を持って春を待つのです