貯木場の匂い
今日のyamakazeさん
煙ではありません 立ち昇るのは湯気です
前日の雨で冷たく濡れた木材が
やっと上ったばかりの今朝の太陽に暖められて
モウモウと湯気になり天に立ち昇ります
貯木場に限らず家の屋根からも広場からも湯気です
広場の草と苔むした土の匂いを含んだ一種独特の生臭さが
湯気と共に昇っていきます
引っ越してきた当時は 木材の鮮烈な匂いにむせ返り
これぞ森林浴だ~~と感動して
年輪の刻まれた薄板を持ち帰っては香剤代わりにしたのは
ほんの一刻のこと
近場の貯木場として日常にそこに在るということは
匂いにまみれている内に 感動も薄くなり
雨上がりの湯気が木材から立ち昇るのを見ては
僅かに
オッと心を動かされるだけになっておりました
山と積まれた木材から生まれる香で日常が森林浴の真っ只中
フィトンチッドに包まれた生活を送っている・・・私です(笑)