koza207’s diary

やがて80歳を向かえる 50歳の私を懐かしく振り返ることを想い始まった  とうに感傷の時はすぎてしまい いつ迄つづくのか続けられるのか?       

霧の匂い

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深まった秋 初冬の朝は遅くて・・・やっと昇った太陽が紅葉を照します

雨が降れば降ったで ちょっとした期待で寝覚めが楽しいこともある

外に出ると モウッと煙る霧に包まれています・・・

そこらじゅうが真っ白で何もかもがぼんやり

足元の草も小石もしっとり濡れて あっ水の匂が・・・

水の底に入るような感覚は長く続かず しばらくのこと

時間と共にやがて霧は動きだし身辺から遠のいて天に昇っていく

薄々と河原の小石が見えだし 家々の屋根が現れて明るくなり

朝日が昇り照らされるころ すっかり高くなった霧は山肌を這って散っていく

田舎の何所が良いって・・・霧の匂 こんなことくらい

街人には絶対味わうことの出来ない 幽玄を見る